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 サーマルソアリングの旋回は、サーマルに当たったら3秒程度直線飛行をしてから、旋回に入ります。これは、上がり始めてすぐに旋回を初めてしまうと、すぐにサーマルからはみ出してしまい、下降してしまう可能性が高くなるためです。左右どちら側に回るかというと、より風上側に旋回をはじめたほうが上がりやすいのですが、奇数日左旋回、偶数日右旋回というルールがありますので、風上方向を常に意識しておき、サーマルに当たったらまず風上側に向けていくようにします。風下側に流されるとサーマルから外れやすくなるので、まずは風上側に向けて、サーマルの大きさを探るわけです。直線飛行で上昇が3秒ほどとれないようなら、サーマルが小さいので旋回は中止します。
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 逆に大きいサーマルや風が強めの場合、風上に3秒以上直線飛行をとっても、まだピッチアップが続く場合などはピッチアップが収まるまでさらに風上に伸ばした方がよいといえます。グライダーがピッチアップをするというのは、前方にサーマルの強い部分があることになるので、大きいサーマルの場合はピッチアップがしばらく続くことがあります。たいていのサーマルはサーマルの入り際にピッチアップしますが、これをサーマルのサージとよんでいます。サーマルのサージやピッチの変化を感じ取ることがまず重要ですが、そのためにはハーネスにしっかりとすわり、遠くに目線を置いて、グライダーの動きやブレークの重さを感じ取ることです。
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 このサーマルのサージを感じたら、3秒程度の直線飛行をとってサーマルの強い方向に修正します。これをサージ法と呼んでいますが、バリオがないときやソアリング初心者の方にはわかりやすい方法です。サーマルのサージやグライダーの動きを感じ取るということはソアリングをする上ではとても重要です。ただ、ゆっくり上昇するときや上昇から外れたときは、バリオメーターがないと感覚だけでは認知しにくくなります。

次回、その3ではバリオメーターを使った、ソアリング技術を考えてみましょう。