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前回のブログその10までは、南東風が強めでウインドグラジェントの発生している状況に対して、右回り場周アプローチの変形で、ダイレクトベースアプローチをする方法を考えました。今回は動画を交えて、ダイレクトベースアプローチのやり方や注意点を考えてみましょう。


上の動画は南東から東の風4m程度でランディングアプローチをしてきて、最後にS字ターンをしたところで、地表3m程度でウインドグラジェントの影響を受けて急激に沈下している様子がわかります。この場合、東風に北東の下降気流が混じってより、沈下しやすくなっているとも考えられますが、ターンやブレーク操作を繰り返していると翼上面の気流が剥離してより沈下しやすくなると考えられます。この点、ダイレクトベースアプローチではターンの回数やブレーク操作を減らすことができます。


上の動画は南東の風3m程度で、比較的ウインドグラジェントの影響の少ない時ではありますが、同じパイロットが右回り場周のダイレクトベースアプローチでランディングしてきています。このアプローチ方法だと、ターンを緩やかな右旋回だけで、ピッチングを起こす可能性が低く、ウインドグラジェントによる急激な沈下を避けやすくなります。ただし、このダイレクトベースアプローチには通常の場周アプローチに比べて、風向きに合わせにくいなどのリスクもあります。このダイレクトベースの注意点について考えてみましょう。

ダイレクトベース4

ダイレクトベースの場合の注意点としては、下記があげられます。

1.風向きに正対しきれず、対地速度が速くなることがある。
2.ウインドジェントで風速が変化した場合に、対地速度が速くなる。
3.偏流飛行にしても、風向きに正対するにしても正確な操縦技術が必要になる。

以上、ダイレクトベースに注意点を挙げてみました。詳しい解説は次回のブログでしていきたいと思いますが、ダイレクトベースは特に速い速度で着地する可能性があるという点に注意が必要です。上の動画を参考にして、練習は無理なくインストラクターに相談の上で進めていきましょう。