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ターゲットランディングの技術、前回その1ではグライドパスを読み、ターゲットへのグライドパスをスピードコントロールで調整するということを学びました。今回はそのグライドパスのコントロールと風による影響などを考えてみましょう。

グライドパスにもっとも影響を与えるのは、向かい風追い風、上昇風下降風などの風です。グランボレのランディングの場合、傾斜地に風が吹いてくるためこの風の影響のよって、滑空比が伸びたりすることが特にターゲットランディングを難しくしているといえます。
ターゲット3

上図のように、向かい風に合わせれば最良滑空比が8程度あるグライダーでも、向かい風で押し戻されることによって対地滑空比が下がることは常識です。しかし、グランボレのランディングに限っていえば、向かい風であっても上昇風が加わることによって、一度に5m程度も吹き上げられて伸びていくことがままあります。

上の動画では、ターゲット間際までいっても上昇風に入ることで、5m程度も一気に吹き上げられていることがわかります。上昇風に入って吹き上げられ場合は、左右にS字ターンをして、高度を下げるとか、スピードを抑えて滑空比を落とすなどの対処が必要になります。特にスピードをつけていると、速度のエネルギーが大きくブレークを引いたときにフレアー効果で上昇しやすくなります。

このような理由もあり、ランディングアプローチにおいてはフルリリースでスピードをつけるよりは、ブレークをある程度引いて中速と呼ばれる速度領域を使うほうがターゲットを狙いやすくなります。また、上の動画のようにポンピングと呼ばれるスピードと滑空比をコントロールする技術を使う人もよく見かけます。いずれにしても、失速やピッチングに注意する必要はありますが、ターゲットを狙うには有効な技術です。

大原則としては、風による影響を予測して直線滑空で安定させた中で、グライドパスをターゲットにピタリと決めていくのが理想ですが、多少の誤差がある場合はこのスピードコントロールやポンピングである程度の滑空比の調整ができます。次回はこのグライドパスの調整の練習方法などを考えてみましょう。