2019年4月13日、関東のエリアの多くがこの春一番のコンディションと思われるビッグ・フライトデイを迎えたようですが、グランボレ・パラグライダースクールでも偉大なフライトが達成されました。

もう、説明するより写真が早い。



欧州かっ!...な絵面の一枚。パイロットは上田さんで、グランボレからのテイクオフで 20年以上ぶりのパラグライダーでの谷川岳越えです。

リスクのあるフライトであり、地形把握や下見や日頃のトレーニングを欠かせないため安易に真似をしていただきたくなく飛行ルートはあえてここに載せません。が、最終的に JR越後湯沢駅の近くにランディング。

帰着後、谷川岳付近では雪庇のすぐ脇を飛んだり、雪庇の上を雪山登山する方々に手を振ったりと、あえて気づいてもらえるように、グライダーの影を登山者の方にチラチラと被せて...ˆ0ˆ/˜˜

などとフライト談義が大いにもりあがりましたが、まさかこんな写真が撮影されているとは...写真を撮影して公開したインスタグラマーの b_t_m_photo さんにも SNS時代にも感謝です。我々も、おそらくお客様も、より気分が盛り上がる!

上田さんは、かなり綿密に計画を練り、朝から北上しての谷川岳超えを宣言していました。2,000m級の山で普段は非常に荒れた空域となるため、数値予報等でこの日この時間は安定していることを確認し、実際のフライトでは先に伊賀野アウト&リターンを狙って8km の谷を越えた先の尾根に渡った佐藤さんの後を追い一旦計画とは違うルートを試みながら、地表状況も含め状況を確認しもともと計画していたルートに戻って谷川岳越えを果たしています。

このフライト、飛行距離だと平野部でのクロスカントリーフライトに比べて長い距離ではないんです。でも、その難易度たるや...他にも、当日谷川岳を登山中の方々から、フライト中の写真が様々なところでアップされていますので、ご参照ください。That's パラグライディング!!

ヤマレコ
ヤマレコ
ヤマレコ

グランボレは、どの方面に飛んでいっても高い山や市街地など XCフライトの障壁となる「ドンつき」に突き当たります。2,000m級の山で群馬と新潟を跨ぐ日本の背骨であり、危険個所の多さと急激な気候変化でしられる谷川岳もその「ドンつき」の一つ。この日、その「ドンつき」を偉大なパイロットが突き破りました。でも、本当に安易に真似はしないでください。

そしてこの日、もう一つの偉大なフライトが。

伊賀野アウト&リターンから、さらに白沢に向かい、そこからさらに尾瀬岩鞍まで。

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このフライトを達成したパイロットは、松原さん。90年代からグランボレでフライトをしてくれているベテランパイロットの一人です。グランボレの空域を広域にわたってよく知るからこその東西南北に空域を広げたフライトで、かつ、ランディング地点は、松原さん達が冬にホームゲレンデとしてスキーを楽しんでいる尾瀬岩鞍。グランボレとグランボレがあるこの地を改めて満喫してもらったようで最高です!

グランボレは、どの方面に飛んでいっても「ドンつき」がある一方、アウト&リターンをするのに適度な距離で近接するエリアが多数あり、仲良くやっています。近接するエリアの皆さまにも近隣社会の皆さまにもご迷惑をおかけしてはいけないのですが、近い将来、それぞれのエリアがお互いに広い空域を楽しめるような安全で楽しい広域のエリア設計と広域でのエリア連携をもっともっと強化できないかと密か&勝手に思っています。そんな思いを、さらに強めさせてくれる偉大なフライトでした。

そして、この日は、若き期待の星である◯ツケンが Coo Spring Cup で N2クラスの 67km XCタスクで 2位に 20分以上の差をつけてぶっちぎり 1位となったり、自称農家で旧親方日の丸エリート企業勤務の松本在住パイロットが、信頼と実績のクオリティで 80km タスクのナショナルクラス 16位にはいりと、内外で嬉しいことがたくさんありました。

N2L COO SP Cup TASK1 リザルト 
PNL Coo Spring Cup TASK1 リザルト
(※ 翌日はキャンセルで TASK1 の成績がそのまま本大会の成績)

さて、週末で最も重要で嬉しいのは翌日の 4/14(日)。

前日の天気予報では、南風は吹くものの朝から予報は曇り。唯一の期待は、9時まで日射がある予報のみ。午後遅い時間には雨の予報も...

が、減率予報は悪くなかったのです。だから、朝のチェックイン時からタスクを組もうなどとも話をしていました。が、みるみる広まる高層雲...気持ちが折れかけましたが、10時過ぎからやはりサーマルが!

午前中は海抜 1,500m ほどのサーマルトップ。そして、雨予報もあった午後には 2,000m まで上がりました。エリアの主、我らが師匠とフィールドジョイの彼の方が、伊賀野アウト&リターン達成!

予報が悪く誰もいない空を長い間満喫できる十分以上に楽しい1日となりました。

エリアに居るものが勝つ!!
That's パラグライディング!!

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下層は南東風が強く、片道切符かとおもいましたが、見事にリターン。共にBクラスのグライダー、片やハイエンド B でもなく、スタンダード Bクラス。このスタイルでの広域フライト、本当にストレスなくて楽しいんです。コンペで勝ちたいなら別ですが、早くて飛ぶグライダーに乗ったからって楽しい訳じゃない、パラグライダーってあげ直すから楽しい。下ろすのも楽チン。

別に、高く飛んだり、早くとんだり、遠くに飛んだからって偉くないです。細長いグライダーにのるもの、偉くない。自分が心から楽しいと思える遊び方でパラグライダーに関わり長く続けられるのが一番です。スタイルを持つことが重要。そして、ハッピーランディングが全て。

この週末は、飛んでいる皆さま以上に、運営者である我々もエキサイティングな週末でした。こんな週末は、飛んでいない我々も血が騒ぐのです...現場からは以上です!

*エリア外フライトは、リスク低減のためにかならず 2人以上で行なってください。また、エリア外フライトの実施にあたっては、必要なライセンスを保持したパイロットが、事前の綿密な計画と準備の上で、エリアへの申告をしてから行なってください。

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