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ターゲットランディングの技術、前回その11ではオーバープル方式とフレアー方式を組み合わせてアプローチする方法について学びました。今回はオーバープル方式とフレアー方式を切り替える際のピッチを揺らしすぎないように、コントロールする要領とその練習方法を考えてみましょう。

上の動画では南東の風1m程度で、BクラスのVIVOで古賀さんがターゲットランディングを狙っている場面です。これを見ると、ピッチングの周期を小さくするためサーチを起こすタイミングでブレークを引いたままにすることで、サーチとアクセレーションを小さくしています。いってみれば、グライダーを前に大きくピッチングさせないことで前への加速を防いでいます。
ピッチング2

ざっくりいうと上図のようなイメージですが、ブレークを引いてピッチアップを起こした後、サーチを起こす場面でブレークをフルリリースせずにブレークを半分程度引いたままにする、あるいはポンピングのように半分リリースした後、再びブレークを引くといった操作になります。ブレークの引き方もピッチングのようにゆっくりと引くのではなく、素早く引いてもどすようにするのが効果的です。
ポンピング1

上図のように、いってみればポンピングと最良滑空速度を組み合わせて滑空比調整を行います。ただこの場合、ポンピングそのものよりも、ポンピングから最良滑空速度にスムーズに加速させるほうが難しいといえます。ブレークを引いた状態からブレークを戻すと、サーチ、アクセレーションによって、沈下が起こるので沈下を起こし過ぎないように、コントロールするのです。これには、サーチが始まった時に素早く少しブレークを抑えて戻していき、サーチを起こしすぎないように最良滑空速度にしていきます。

上の動画は岩村が南東の風1m程度でバルーンターゲットを狙ったものですが、途中で少しポンピングを使い高度を合わせてから、最良滑空速度に戻しています。この際、ポンピングで最良滑空角の高さまで合わせてから、少しずつブレークを戻す形で最良滑空速度にスムーズに加速させています。このように、ポンピングと最良滑空の組み合わせを練習するとファイナルレグの調整がやりやすくなります。

さて、次回その13ではピッチを揺らしすぎないコントロールの練習方法を考えてみましょう。