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唐突ですが、新シリーズとしてフライトプランの作り方を始めます。1日のコンディションを予測して、自分のフライトプランを考え、実施することは楽しく安全に飛べるパイロットとして重要なことです。多少散文的ですが、毎日のコンディションを例にとりながらフライトプランを考えてみましょう。

2019年7月30日(火)、この日は晴れで南東の風の予報でしたが、南東の風だったのは14時ごろまでで、14時以降は西から北西の風に変化してきました。結果的に、15時ごろには北西の風3m程度になり、フライトしていればリスクを伴うコンディションになりました。この日、フライトするならば9時から13時ごろの西風のリスクのない時間帯にフライトするのが安全といえます。
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上の図は7月30日9時の予想天気図です。日本付近は太平洋高気圧に覆われ、全体の風の流れは南西寄りであるものの、高気圧圏内で安定していると予想できます。天気予報でも、16時以降に雨マークがついていますが、15時ごろまでは晴れまたは曇りで南東の風の予報でした。
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このように、局地予報の風向風速や雨の降りだしはある程度の時間のずれが生じます。これは局地的な雨雲の発生は特に予測が難しいということに起因していると思われます。
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この日は11時ごろからサーマルが活発になり、12時ごろには三国峠や水上温泉方面に雨雲が発生、グランボレ周辺には直接影響するほど雨雲が接近しませんでしたが、水上方面にできた雨雲の影響で下降気流が発生しその影響で西風に変化してきたと推測できます。
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こういう雨雲の発生を早めに察知するためには、上の雨雲レーダーがお勧めです。赤城山など高い山の周辺に積雲が発達しはじめたら、雨雲レーダーをこまめにチェックしておくと、雨雲の発生と接近をいち早く察知できます。
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また、上の図はBLIPMAPのエマグラム予想で、群馬周辺の滑空場、鬼怒川や長野などの地点について、大気の安定度を予測することができます。これを見ると長野周辺では14時ごろに、2500m程度で露点差がなくなり、雨雲ができやすくなることがわかります。

というわけで、フライトプランを考える上で気象情報は重要です。気象情報の予測をし、何時くらいまでがリスクなくフライトできるかということを考えてみましょう。