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フライトプランの作り方、その5今回はローリングのフライトプランについて考えてみましょう。ローリングはピッチングと似ていますが、左右のブレークを交互に引くことで、ピッチ、ロール、ヨーの動きを起こすので、より複雑で練習と理解が必要です。
ローリング2

ローリングは左右のブレークをピッチングと同じくらいのタイミングで交互に引いたり解放したりします。その際に体重移動を先行させて、急な旋回操作をするような要領で、体重移動してブレークを引き、解放、反対方向に体重移動してブレークという操作を繰り返します。

ローリングのありがちな失敗例としては、反対側に切り替えるタイミングが遅く、ロールの振り子にならず旋回になってしまったり、体重移動が適切に入らずロールが起こらないといったことがあります。また、ローリングのタイミングがあってくるとバンクが大きくなって、翼がつぶれる場合もあります。

ローリングを練習する場合は経験の少ない人はピッチングと同じく、対地高度を300m程度以上取り、インストラクターの無線アドバイスをよく聞きながら練習するのがよいでしょう。ピッチング以上の習得は難しいですが、これもグライダーコントロール技術の上達につながります。

ローリングを動かす力学的な要素はピッチングと似ていますが、1.振り子安定、2.左右のブレークで迎え角を変えることによるロールとヨーの動き、3.体重移動による左右のロールの動き、4.速度が変化することによるエネルギー保存の法則、といった要素があります。
ローリング1

このうち、体重移動とブレーク操作のタイミングがもっとも重要なポイントになります。このタイミングを見極めるためには地平線に目線を置き、ライザーを通して地平線を見るような形で、目標方向とグライダーの傾きの変化を見ながら操作のタイミングを計ります。上の図のように、軸線の目標を決め、そこから左右に45度ずつくらいにサブ目標を決めて、タイミングを計るとよいでしょう。