レポートの第2弾です。ハーネスはシミュレーターにぶら下がってじっくりと乗ることができました。全てをお伝えするのは難しいので個人的に気になったモデルを中心にお伝えしていきます。今回はリバーシブル・軽量タイプハーネスをお届けします。なかには山岳でのハイク&フライを完全に想定しているモデルなどもあります。。細かなスペックなどは公式ホームページを参考にしてください。
OZONE SOLOS LITE
総重量で2.3kgという驚異的な軽さで主要なベルト類はすべてダイニーマ(超高分子量ポリエチレン)で作るというこだわりです。繰り返しの折り曲げと紫外線に強いこと、そして強度あたりの重量が軽いために使用されているのではないでしょうか?
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バックルはアルミニウム。軽量化へのこだわりが感じられます。
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フライト姿勢はアップライトでとても良いです!軽量かつリバーシブルなのですが、シートはしっかりとしていて、ふわふわした感じはありません。体重移動もしやすそうです。このソロスライトはインフレータブルエアバッグを使用しています。つまり使用してないときはすごく小さくなります。
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各ベルトの取り回しもよいので、グランドハンドリングもしやすそう。つまりテイクオフにおけるストレスがなさそうです。IMG_0916

写真を撮り忘れてしまったので公式HPから。ザックの容量と背負いやすさも十分です。
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ハイク&フライをしない人でもこの軽さは魅力です。心も軽くなります!ただやはりこのハーネスの真価を生かすとすればできるだけ軽量なパラグライダーと組み合わせて山を登ってフライトしたいですね!色は3色あるみたいですが、この白がカッコイイかな?おしりランディングはダメですね!!
公式HPはこちらです。
ADVANCE EASINESS4

こちらも軽量・リバーシブルタイプです。今年の10月にデビューしたばかり。実績のあるモデルの4代目ということになり完成度が増したとのこと。エアバッグタイプです。アドバンスはパラグライダーもハイク&フライ(というよりも山岳クロスカントリーというべきか)モデルが揃っています。このハーネスはビギナーの方でも扱いやすいようにデザインされています。ダイアゴナル式の2バックルシステムです。こちらもセパレートタイプのレッグベルトながらシートがしっかりしています。加えて単に軽量ということではなくサイドパネルがしっかりしているので快適性が高いです。きっと開発陣は何回も担いで山に登ってテストしたのではないかな?ショルダーベルトのフィッティングが素晴らしい。フラスクを収納できるポケットも秀逸!ウェストベルトのホールドも素晴らしい。ザックがとにかく背負いやすいのです!!

ハーネスとしてどうなんだというツッコミはさておいて。このクラスにこれだけのこだわりがあるのがアドバンスというメーカーなのです!もちろんハイクアップに最適解なのですが、エアバッグのボリュームもあり、左右方向へ安定感のある作りなのでベーシックなグライダーと組み合わせても良いセットになると思います。スクリーンショット 2024-12-26 18.14.23

公式HPはこちらから
ADVANCE BOUNDLESS
ムースタイプのプロテクションで、もう少しハーネスとしての安定感としっかりとした座り心地。フライト中のリラクゼーションを求める人は昨年デビューした衝撃的な変身ハーネスBOUNDLESSがおすすめです。
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こちらはバッグがそのまま衝撃吸収システムになるという驚きのシステム搭載でよりハーネスらしい作りが普通のフライヤーにはしっくりくると思います!公式HPはこちらから。
今回は軽量・リバーシブルハーネスを取り上げてみました。これらのハーネスはしっかりとシートがあり、サイドパネルもあり、バックパネルに適度な剛性があって安定していることから十分に通常のフライトシーンでも選択できるものをご紹介してみました!
こんなモデルはどうだとか、あれはどうだ?などなどなんでも聞いてくださいね。
次回は気になったポッドハーネス編でお届け予定です!