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2018年4月28日(土) 春のツリーラン講習会開催

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ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。
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朝早く、熱心な会員の皆さん、
タンデムパイロットの皆さんにお集まり頂き、

予定よりも、大幅に、
時間を延長し、
午前10時〜午後4時過ぎまで、
みっちり、開催、実施いたしました。

小林イントラの指導の下、
タンデム時の、お客様そしてパイロット自身の木からの脱出法やおろし方、
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そして、
シングル時の、パラグライダーのハーネスの際の自己脱出法と、
        クライミングハーネスを利用した際自己脱出法の
        降り方の違いや、利点など、
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皆様、実践で行いますと、思いがけない発見や、
思い描いていたより、意外な場面が難しかったり、
思っていたように、難しかったりと、

やっぱり実際に触って、やってみる!
そして、わからなければ、焦らず自己確保で、動かない方が安全!など、
今回の講習で、気づく事や、感じることが多い講習会となったようです。

夕方、日が傾くまで、暑い質疑応答が行われました。

ご参加頂きました、
会員の皆さん、タンデムパイロットの皆さん、
そして、ほぼ1日、木に登っていた小林イントラ、
皆々さんのお陰で、熱く良い講習会と、
そして、また是非、皆さんで行いたい講習会となりました。

皆さん、ありがとうございました!

今回のツリーラン講習会、
エリアの安全対策、そして、
春の心と体の準備体操として、
開催しましたが、是非、定期的に行えればと思います。

今回、残念ながらご都合が合わなかった会員の皆さん、
ツリーラン講習会、また日程を設け、再度開催したいと思います。
是非、また皆さんで、木に登りましょう!

沢山、木に登った後は、はい!お楽しみGWスタート★という事で、
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お疲れ様会&今年もよろしくお願いします歓迎会で、
美味しく料理を頂いて、明日へのエネルギー、フル充電です!!
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さあ、明日は、飛びますよ〜!!

グランボレは、三峰の空で、お会いしましょう(*´▽`*)👐

救急救命講習レポート

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4/14(土)救急救命講習を実施しました。

加藤が消防本部の方と協議をしてアレンジをした今回、パラグライダーで発生する実際の事故を模し、ヘルメットやハーネスを装着している前提で、事故発生時の事故者のダメージの観察から負傷部位の固定、搬送までの救命の手順をシナリオトレーニングいたしました。

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実施内容は下記の通りです。

- 事故者のパイロットの観察の手順

我々が事故者への救急救命として最も最初に行うべきことは、救急車が到着または合流するまでの間の初療。そのためには、まず事故者への緊急での心肺蘇生が必要かどうかの判断、また、どの程度のダメージを受けているかの観察・評価が必要になります。下記手順での初見の観察・評価をします。

1.意識
2.気道
3.呼吸
4.循環

大切なのは頭部保持。高エネルギー外傷でダメージを受けている場合、頭部と頚椎の損傷が疑われ、この部位のダメージは事故者の生命に直結するため、手順は頭部保持をした状態でおこないます。

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初見の観察・評価の後、下記の手順で全身観察を行い生命に直結する負傷部位を短時間で探します。

頭 → 顔面 → 首 → 胸部 → 腹部 → 骨盤部 → 大腿骨 → 四肢 → 背部

以上の手順をシミュレーションしました。

- 負傷部位の固定

観察・評価で負傷部位を特定できたら、状況に応じて負傷部位の固定です。頚椎固定、全脊椎固定の方法や圧迫止血等をシミュレーションしました。

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この際に話題にあがったのが、事故者が出血をしている場合の感染症リスクについてでした。感染症をもつ事故者が出血をともなう事故をした場合、なんの装備をもたない救助者が事故者の血液に触れることで感染症にかかるリスクがあり、感染症予防のためのビニール手袋を持っての救助が理想的との指摘です。

小林は、過去グランボレ外で発生した実際の事故で、大量出血を伴う事故者の救助をした経験があります。出血により事故者が目に見えて弱まり、非常に気が動転しての救助となったようです。この経験以来、小林が整備をしているグランボレのレスキューセットにはビニール手袋が含まれています。

消防の方との会話により我々のあるべき準備や装備を再確認することができ、とても良い機会となりました。

- 搬送

パラグライダーでの事故は山の中での事故となることが想定されるため、事故者を救急隊員に引き渡す・救急隊員と合流するには、搬送が必要なケースが多く考えられます。このため、負傷部位を固定したら搬送のシミュレーションです。

ストレッチャーやスクープ等の機材を使ったシミュレーション、機材がないことを想定し、救命救急では一般的な毛布を使った搬送、そしてパラグライダーのザックやレスキューセットに含まれるシュリング、クライミングハーネス等を利用した搬送等、小林が実際に経験した事象や JPA でのトレーニングで得た知見も踏まえ、実際にパラグライダーの事故で起こりうる事態を想定したシミュレーションを行いました。

- 救急隊への連絡

ここからは、救急隊の方に来ていただいて事故時に救急隊へ連絡をする際の注意点などをお話しいただき協議しました。

名前、事故状況、事故状況、負傷者の状況等の連絡時に伝えるべき基本情報の確認からはじまり、昨今のパラグライダーのフライトをする場合 GPS デバイスを持参していることがほとんどのため、GPS で座標を伝えることが一番であること、また、その際に世界測地系での連絡が必要であること等の説明を受けました。

救急隊の方もプロであるため、連絡について「緊急時の連絡フローは一般のパイロットの方からの連絡としているのか、それともスクールからの連絡か?」と適切な確認がはいります。

通常は事故発生時にはスクールから救急隊への連絡をいたしますが、パラグライダーの性質上、パイロットの方から救急隊への連絡をおこなわなければならないケースも想定されます。

パイロットの方からの連絡の場合、三峰で発生した事故の場合携帯電話が通じる場所がほとんどのため、携帯電話の利用が適切であること、また、その際に携帯電話のバッテリー消費をおさえるために、消防と救急に同じ説明を求められたら「説明したので聞いてほしい」といい電話を切るべきであること等々について説明を受けました。

また、ヘリコプター搬送が必要になった場合を想定し、搬送までの流れや搬送できる条件、ヘリコプターから事故現場を特定しやすい方法の確認などを行いました。

- 事故者のヘルメットやハーネスの脱着について

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パラグライダーでの事故を想定した場合、事故者はヘルメットやハーネスを装着していることがほとんどです。このため、今回は事故者の観察や負傷部位の確認等の際の頭部固定をしたままでのヘルメットやハーネスの脱がせ方や、脱がせるべきかどうかの判断の仕方などを、実際にヘルメットとグライダーがついたハーネスを装着したモデルを用意したうえで、シミュレーションしました。

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消防の方々も、ヘルメットはまだしも、ハーネスについては知識がなく、どうあるべきかを我々と協議しながらの確認となり、とても有意義な内容でした。

ご参加いただいたパイロットの皆様、タンデムパイロットの皆様、その他運営スタッフの皆様、遅い時間までありがとうございました。エリア運営上極めて重要内容であり、また、パラグライダーのフライトでのリスクの低減には、多くのパイロットが知っていることがとても重要な内容であるため、皆様のご協力に感謝申し上げます。

また、実施にご協力をいただきました利根沼田広域消防本部の皆様に厚く御礼もうしあげます。皆様への連絡をしお世話になることがないよう、安全なフライトとスクール運営をしてまいります。

最後はグランボレらしく、飲み会で終了!

のはずが、残念ならが翌日のコンディションが優れぬ天気予報。本日帰りで、ドライバーのため飲めない方ばかり(涙)

お疲れ様でした!

毎年実施している救急救命講習ですが、1年ごとに「心肺蘇生」と「パラグライダーに特化したシナリオトレーニング」を交互に実施しています。

来年は「心肺蘇生」。是非ご参加ください。

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★2018年 イベント・スケジュールご案内★

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皆様、

2018年のシーズンも、グランボレパラグライダースクールを、どうぞよろしくお願い致します。

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今年度も、会員の皆様と、安全に楽しく空を満喫すべく、次の年間スケジュールを計画させて頂きました。

是非チェック頂き、ご興味あるイベントや、CLUBコンペ、GVツアー、そして、こんな事や、そんな事も、お声がけ頂ください。スタッフ、張りってご案内させて頂きます(*´▽`*)

どなた様も、是非、お誘いわせの上、沢山のご参加を心よりお待ち申し上げます!

≪年間イベント・スケジュールのご案内です≫

種類 日程 イベント名 補足

セミナー
4月14日(土) 救命講習会 🚑パラグライダーに特化した特別編

おたのしみ
4月21日(土) 🌸
お花見
🌸お花が無ければ、北上しちゃいます!?
👉
ツアー
5月19日 (土)
〜 5月20日(日)

春のウェイクアップツアー
みなでワイワイ飛びましょう&飲んで喰らいましょう!!

コンペ
6月9日(土)
〜 6月10日(日)
GVクラブコンペ
第1戦
ナショナルリーガーご招待!!
👉
ツアー
6月23日(土)
〜 7月1日(日)
スロベニアツアー やっぱり憧れのヨ〜ロッパへ in スロベニア
👉
ツアー
7月13日(金)
〜 7月16日(月)
石垣ツアー だって海の日ですもの!石垣 ganko ツアー

コンペ
8月4日(土)
〜 8月5日(日)
GVクラブコンペ
第2戦
会員様限定!!

コンペ
8月25日(土)
〜 8月26日(日)
GVクラブコンペ
第3戦
会員様限定!!

コンペ
9月22日(土)
〜 9月24日(月)
GVクラブコンペ
第4戦
1)ナショナルリーガーご招待!!
2) 9/24 は参加者限定のトライアングルレース開催予定

コンペ
10月6日(土)
〜 10月8日(月)
GVクラブコンペ
第5戦 & 秋刀魚パーティー
1)ナショナルリーガーご招待!!
2)10/6 は参加者限定のトライアングルレース予定
3)10/7 夕刻から「秋刀魚パーティー!!』実施予定
4) 10/8 は Hike & Fly レース実施予定
👉
ツアー
10月27日(土)
〜 10月28日(日)
🍁秋のチャレンジツアー 皆で行こう!🍁秋のツアー🍁
👉
ツアー
12月1日(土) 〜 12月2日(日) 伊豆ツアー 毎年恒例!!忘年会ツアー

おたのしみ
 12月8日(土) 💖お餅つき忘年会 年末だよ!大集合💖

詳細は、担当が追ってご案内をさせて頂きます!
また、これ以外にも、思いつきイベントやツアーなども実施するかもしれません!
そんな時は改めてご案内させていただきます。!!

さあ、先ずは、救命講習会が、初講習会初イベントです!(*´▽`*)

と、その前に、お空が、久しぶりの方も、是非、冬眠からのお目覚めリフレッシュグラハン&レッツフライトがお先ですね〜。

平日も、週末も、風が呼べば、是非グランボレまで、足をお運びください(*´ω`*)

日中は、汗ばむぐらいの陽気の日も、多くなって参りました!
春の風が、皆様のお越しを心よりお待ちしております!

2018年パラグライダースクール★スタートです!(^^)!

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皆さん
春ですよ〜(*´ω`*)👏
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いよいよ、今週末の3月24日(土)、
2018年、グランボレ パラグライダースクール 
シーズン、スタートです(*´▽`*)

今年も、安全祈願祭で、シーズンの幕開け❣をしたいと思います。
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●安全祈願祭●
日時:2018年3月24日(土) 午前10時より
場所:ランデイング ショップ前にて

風が良ければ、勿論フライトも!!
お久しぶりの方は、
リフレッシュ、グラハンで、良い汗流しましょう(*´▽`*)
春は、焦らず、ゆっくり、体を慣らして行きましょう!!
さあ、体と、御心のご準備、お願い致します(*^^*)👍


★年間計画の発表(予定)★
★今年度の皆さんの目標について熱く語っちゃいましょう!★

温かいお鍋をご用意して、皆様のお越しを心よりお待ちしております(#^.^#)✋

今の所、フライト出来そうなお天気予報ですね(*´▽`*)
是非、皆様、春のシーズンイン!
皆様と、ご一緒に、三峰の神様に、風の神様に、
そして、空の神様に、今年度の安全と良いコンデイションを、
心よりお祈り致しましょう!!🙏

では、皆々様とのお久しぶりの再会💖
心よりお待ち申し上げます(*´▽`*)👋
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秋だよ🎵全員集合😁〜‼2017年北陸フライトツアー🐟キトキトのどぐろ祭り🎵 ご報告✋

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先日、
2017年10月28日(土)~29日(日) 
北陸の空を、北陸のウマイものを目指し、
いざ‼北陸は石川県、スカイ獅子吼パラグライダースクールさんへ☝♪
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穏やかなコンディションの中 皆様、しっとりミステイになる前に、
レッツ♪テイクオフ(^^)/

獅子吼エリアの皆々様のお陰様で、
無事に元気に北陸の紅葉🍁真っ盛りの空を、楽しませて頂きました‼
お世話になりました皆々様、お会い出来ました皆様、
そしてご参加下さいました皆々様、
沢山のご縁、本当にありがとうございました😆💕✨

日本海を眺めることの出来る 最高のフライトエリア、
めっちゃ美味しいキトキトな海の幸に、
温かな人に出会えた最高のフライトツアーでした‼
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日曜は、残念ながら台風の接近に備え、
キトキトお魚をお腹にたーんと詰め込み、
立山さんへのリベンジを熱く近い帰路につきました(*´ω`*)👋
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アルバム画像集をアップしました(*´ω`*)
お時間ある方、のぞいてみて下さいませ(*''▽'')👍

さあ‼お次は!?、、、、
只今、12月の第1週の週末に次回のツアー企画中です‼‼
2017年も残り僅か!と言う事で、

日中は、ドーンと、最高の景色の中、フライトを楽しみ、
夜は、美味しい物を囲んで、皆さんで
今年のフライトの あんなことや、そんなこと❣
ワイワイ、盛り上がりましょう(^_-)-☆

詳細、近日中、アップ致します(*‘∀‘)
宜しくお願い致します!


10月9日(月)グランボレ・クラブコンペ最終戦 DAY3 レースレポート

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10月9日(月)のグランボレカップは朝のうち逆転層のためか、山にガスがかかりテイクオフが見えないほどでしたが、9時ごろから晴れてきて気温差は10℃程度とサーマルトップは1500m程度と予想されました。
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しかし、温度計を見てみるとテイクオフの気温22℃に対し、ランディングの気温は19℃程度とテイクオフとランディングの間の高度に強い逆転層があると予想できました。テイクオフに上がってみると、予想通りテイクオフ前のサーマルは渋く、やや南西よりの風でテイクオフより下の高度は上げにくいことわかりました。
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参加選手は28名で、タスクは29kmのゴールレースで、グランボレの大会としては初の試みとなる、上毛高原アウト&リターンのタスクが組まれました。上毛高原は西に4.3km程度の場所にありますが、平野部で山を離れてからリターンするまでほぼサーマルがなく、帰りが南風で向かい風になりやすいため、難しい場所です。

しかし、この数年は上毛高原方面からリターンする場所に桃園ランディング、馬場西ランディングなど緊急ランディングを整備し、この時期は更に水田も空いてくることから、比較的リスクが少なく組むことができるパイロンとなりました。
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グランボレ・クラブコンペは「どのクラスのグライダーでも、参加して・観て楽しめるクラブ会員のためのコンペ」をコンセプトに、シリンダー半径はグライダーのクラスによってハンディを設けており、Aクラス600m、Bクラス400m、Cクラス300m、Dクラス以上200mの設定です。

今回は、上毛高原のシリンダーのみ大事をとって、Cクラス以下は1500m、Dクラス以上の方は1000mとしました。こうすることで、高度が下がりやすい利根川の上や高速道路の上空を長く飛ぶリスクを避けることができ、少なくとも桃園ランディング周辺には戻ることができます。

タスクの順序としては11:45のエアスタートの後、沼、大釜、金山橋、くびれ、林道口、青岳橋と3角パイロンを2周し、最後に山奥の伐採地、沼をとって、上毛高原を回り、メインランディングにゴールとなります。
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11:00ごろようやくサーマルが活発化し始めたので、ゲートオープン。11:45にエアスタートとなりましたが、予想以上にテイクオフ前のサーマルが渋く、選手のみなさんは特に前に出してからの上げなおしに苦戦させられました。しかし、逆にテイクオフより上の高度のサーマルは活発で、特に沼の西側など普段上がりにくい西斜面のサーマルが活発化していました。
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これにいち早く気づいた、多賀選手が固定観念にとらわれず、西斜面からのサーマルをヒットして順調に周回コースを回り、スタックする大多数の選手たちをしり目にステイハイで独走態勢に入ります。気温減率もテイクオフより下の高度に逆転層があるため、この日のタスクは高度を保って、西斜面にサーマルを利用することが重要なポイントだったようです。
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多賀選手の青いENZO2は山の奥側で高度を稼ぎ、1時間6分程度というダントツの速さで上毛高原パイロンをクリアしてゴールしました。これに続く第2集団は経験豊富な長島選手のBASE LITEを先頭に、青木選手、小林選手、橋本選手とDクラス以上の高性能機が沼のサーマルが活発化したタイミングで1600m程度まで高度を稼ぎます。
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この日のゲストパイロットの長島選手は、BクラスのBASE LITE で参加ですが、「独自ハンデ Bクラス200m」を宣言してフライト。流石プロ。結果も含め漢です。

いわく「 200mシリンダーを宣言してしまったので、大事をとって上毛高原で200m程度高度を余計に稼いだら、ほかの選手もつられてついてきてしまった」そうです。

長い距離となるファイナルグライドはさすがにグライダー性能の差がつきましたが、青木選手、小林選手、橋本選手、長島選手と1分程度の時間内でなだれ込んできました。
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前半は特に、サバイバルレースを思わせるしぶいコンディションでしたが、後半はサーマルもやや活発になり、28名参加のうち、13名がゴールと素晴らしい飛びでみなさん頑張ってくれました。特にグランボレチームからはCクラスの松本選手が2日間連続ゴール。関根選手もBクラスで大会初のゴールを決めてくれました。みなさん、お疲れ様でした。
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順位 氏名       グライダー   ゴール時間
1 多賀純一      ENZO2    12:51:44
2 青木和広      ENZO2    13:14:50
3 小林宙       ZENO     13:15:02
4 橋本耕一     LM6       13:15:24
5 長島信一     BASE LITE  13:15:57
6 松本健吾     CURE       13:20:43
7 望月奈緒      M6         13:24:25
8 早坂真有美    LM6        13:24:30
9 中目みどり    ZENO       13:25:50
10 花村泰明    LM6         13:26:43
11 川名啓      M6          13:33:44
12 関根武志     BASE LITE    13:35:10
13 川名美江     LM6         13:39:52

10月8日(日)グランボレ・クラブコンペ最終戦 DAY2 レースレポート

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10月8日(日)のグランボレカップパイロンレースは28名の選手が参加し、晴れで南東の風でした。予想される気温差は10℃以上あり、サーマルトップは1500mから1800m程度と好条件になることが予想されました。
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タスクは27.9kmのゴールレースで、11:45のエアスタートでテイクオフ南東前のヘアピンをとり、沼、青岳橋、林道口、くびれ、金山橋、大釜と3角パイロンを2周した後、山奥の伐採地とテイクオフ、戸神山をとって、メインランディングゴール。

「どのクラスのグライダーでも、参加して・観て楽しめるクラブ会員のためのコンペ」をコンセプトに、シリンダー半径はグライダーのクラスによってハンディを設け、Aクラス600m、Bクラス400m、Cクラス300m、Dクラス以上200mです。

シリンダー半径から見れば、Dクラス以上で2ライナーの高性能機に乗る人が有利ともいえますが、B、Cクラスで性能のいいグライダーに乗る人も上位に食い込めるチャンスがあります。

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秋のグランボレらしく、午前中はサーマルが渋めでしたが、10時半ごろからサーマルが活発化、ゲートオープンとともに選手は続々とテイクオフしていきます。11:45のエアスタートまで、早くテイクオフした選手は1時間近い空中待機となりましたが、経験豊富な選手たちはこの時間に空域を動き回ってサーマルの出方をみたりしていました。
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11:45のエアスタートとともに、20機程度の大半の選手が一斉に800mのビッグシリンダーをカットし、ヘアピンから沼へと向かいます。高層雲が張り出してきたため、エアスタートのころから徐々にサーマルは渋めになり、前に出す3角パイロンで400m程度の高度を損失し、テイクオフ前に戻ってまたサーマルで上げなおすという周回を繰り返すうちに、集団は3つ程度に分かれていきました。

特にこの周回コースでは、いかに効率のよいサーマルを早く見つけ、早く上げきるか、次のターンポイントまでに必要な高度を計算し、上げきったところからいかに効率よく次のターンポイントを回ってくるかというところが、戦略的に重要だったかと思います。
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トップ集団を形成していたのは、ブーメラン11に乗る正木選手、ZENOに乗る、小林宙選手や中目みどり選手など。そして、ここまでグランボレメンバーでは松本健吾選手、永山選手もトップ集団に食らいついていました。

しかし、最後の山奥の伐採地に向かうタイミングで張り出した高層雲のためにサーマルは渋くなり、伐採地に向かう高度を獲得できたのは10人程度の選手だけとなりました。正木選手と小林選手は終始同じ集団で最後までデッドヒートを繰り広げ、最後の戸神山からゴールに向かうファイナルグライドで正木選手がわずか3秒差で小林選手をかわしてESSにフィニッシュしました。
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ESSは今回のタスクで選手たちの意見から導入したもので、400mのゴールシリンダーの手前、1000mのシリンダーにESSを設定しました。400mのゴールシリンダーも通過する必要がありますが、低高度でのフルアクセルのリスクを回避するため、時間の計測はESSまでとなります。戸神山からリターンするとESSの1000mが三峰の尾根を越える地点にあたるため、尾根の風下の乱流域を避ける意味でも適切といえます。

今回のタスクは高層雲が張り出すまでの、1時間程度の短い時間でのレースとなり、結果的にはもう少しサーマルが続いてくれるか、エアスタート時間が15分程度早ければ、また少し結果は違ったかもしれません。しかし、上位に入賞する選手はどのような状況でも無駄のない飛びをすることを証明してくれました。
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順位 氏名     グライダー      ゴール時間
1 正木晋      BOOMERANG11  12:31:38
2 小林宙      ZENO         12:31:41
3 中目みどり   ZENO         12:32:45
4 関根順     ICEPEAK7       12:38:07
5 多賀純一    ENZO2         12:38:27
6 松本健吾    CURE          12:40:03
7 中島義雅   ICEPEAK7      12:40:13
8 花村泰明    LM6          12:54:47
9 橋本耕一   LM6          12:25:29
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【Gin Gliders Yeti 躍動!】Hike&Fly 鉄人デモレース・レポート

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【フライト・セクション】
一番早くテイクオフをしたトマ・ココネア選手は、飛びでも圧倒的。クラスによる「桃園 LD」TP のシリンダー半径のハンディキャップをもろともせず、軽々パスしてターンし余裕をもって「ランディング」へ。

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2位に8分以上の差。
通常のハイカーが 50分かけて登るルートを、機材を担いで登りパラグライダーでテイクオフをして「桃園 LD」TP をとって「ランディング帰着」まで 30分ジャストという、驚異的速さ。ゴールターゲットとなっていたグランボレスタッフの小林インストラクターの手に笑顔でハイタッチしながらランディングするという、華麗なゴールをきめてくれました。レジェンド・トマココネアはやっぱり凄かった!!
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2-5位の争いにはドラマがあった。
まず、同じく「Gin Gliders Yeti4」同士での戦いとなった扇澤選手と小林宙選手。
テイクオフは扇澤選手が先で、先行する扇澤選手を小林宙選手が追う形でフライト。
このまま「ランディング」帰着までこの展開が続くかと思われたが、なんと扇澤選手が「桃園 LD」TP のターンポイントを 400m シリンダーまで侵入してターン。競技のレギュレーション通り EN:Aクラス で 600m の半径シリンダーでターンした小林選手とターンのタイミングで順位が入れ替わります!
結局、ギリギリの高度となったが、このまま二人は「Yeti」で「ランディング」までフライトで帰着。2位小林宙選手、3位扇澤選手という結果となった。

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4-5位争いでも順位が入れ替わる。
4位で「テイクオフ」を飛び出した長島選手。EN-D クラス「Little Cloud GYPS」でのフライトは、「桃園 LD」TP シリンダー半径 200m のハンディキャップ。このコンディションで、EN:4 クラスのグライダーのシンダー半径 600mとの往復 800m差のハンディの重さが直撃!
「桃園 LD」TP をターンして「ランディング」帰着までもう少しという地点まで戻ってくるが、西からの「ランディング」への侵入には高い木と電線が障壁となる。
入れるかどうか非常に微妙な高度ではあったが、安全をみて南に回避してすぐ下の「馬場園東LD」に緊急ランディングするオトナの判断。
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この機を見逃さなかったのが「Yeti」でフライトした東軒選手だった。
「桃園 LD」TP をターンしてフライトのまま「ランディング」へ帰着すると、なんと高度処理が必要なたっぷりな高さ。空中から地上の長島選手をかわし、4位でのゴールとなりました。

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長島選手は、なんとも悔しい緊急ランディングからのジョグで 5位フィニッシュ!
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この後、BGD Cure 松本選手がフライトで「ランディング」に帰着して 1分差の6位ゴール。

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その後は、ジョグでのゴールが続きます。
上田選手、「ランディング」までわずかに届かずジョグでの 7位ゴール。
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KeyCrew 大久保舞選手は「桃園 LD」へのランディング後、農道のジョグで後続の同じく KeyCrew石塚選手に猛追されるが、「Yeti」の軽さと、チーム参加で温存した体力を活かして逃げ切り 8位ゴール。単独での担ぎ上げ参加の石塚選手はデットヒート及ばず 9位。いや、両方とも立派。
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最年長・佐藤選手、筒井選手と続いてゴールし競技終了となりました。
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【順位】

順位 氏名 グライダー名 ゴール時間
1 TOMA COCONEA Advance OMEGA XALPS2 12:00
2 小林宙 Gin Gliders Yeti4 12:08
3 扇澤薫 Gin Gliders Yeti4 12:09
4 東軒太一 Gin Gliders Yeti4 12:15
5 長島信一 LittleCloud GYPS 12:20
6 石川ゆうま&松本健吾 BGD Cure 12:21
7 上田健太郎 SKYMAN Cross Alps 12:26
8 山田類&大久保舞 Gin Gliders Yeti4 12:43
4 石塚亮太 Gin Gliders SPRINT EVO 12:44
10 佐藤誠 BGD TALA LITE(担ぎ上げ無し) 12:49
11 筒井英治 Gin Gliders Yeti4 13:01
12 渡辺翔太 Gradient Golden4 DF

【最後に】
参加された選手の皆さま、観戦されたパイロットの皆さま、いかがでしたでしょうか?
当日エリアにいた方ならおわかりのとおり、普段ならソアリングができずにテンションが低いであろう状況。ハイク30分弱で1パイロンをとってゴールするだけという、極めて短いスピードレース。でも、あれだけの盛り上がり。
「Hike&Fly も面白い!」と思っていただけたら開催者冥利につき嬉しい限りです。
今回のようなレース形式でかつ短い距離でのスピードレースのスタイル、RedBull X-Alps に代表されるもっと長い距離での耐久レースのスタイルはもちろん、仲間と一緒に登ってフライダウンするだけのファンスタイルも可能。軽量機材の選択とあわせて、Hike&Fly は様々なスタイルで楽しむことができます。登って降りる原点回帰のこのシンプルなスタイル、パラグライダーを皆でもっと楽しみましょう!
グランボレでは、すでに来年の開催の検討を始めています。皆さま、是非来年はレースにご参加ください。また、今年参加してくれた選手の皆さま、また来年よろしくお願い致します!!

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最後のさいごに、今回トマ・ココネアさんを連れてきてくれるという貴重な機会を作っていただくだけでなく「Gin Gliders Yeti」の試乗機提供をご快諾いただき、かつレースに参加し大いに盛り上げていただいたアエロタクト扇澤さんにこの場を借りて改めて御礼申し上げます。

参加してくれた選手の皆さまも、会場で見守った家族の皆さまも、運営を自主的にお手伝いいただいたパイロットの皆さまも、観戦にきていただいたパイロットのみなさまも、本当にありがとうございました。また来年、よろしくお願いします!!

((Hike&Fly 鉄人デモレース・レポート目次))
1.【Gin Gliders Yeti Day !!】Hike&Fly 鉄人デモレース・レポート
2.【トマ・ココネア、圧巻のハイク!!】Hike&Fly 鉄人デモレース・レポート
3.【Gin Gliders Yeti 躍動!】Hike&Fly 鉄人デモレース・レポート

【トマ・ココネア、圧巻のハイク!!】Hike&Fly 鉄人デモレース・レポート

カテゴリ:

【スタートとハイクアップセクション】
11:30 予定通りレースが「ランディング」からスタート。
グランボレスタッフの小林インストラクターと一緒に立てた事前の戦略通り、まずはハイクアップ担当の選手とパイロット担当の選手のチームで参加している学生チーム KeyCrew の石川ゆうま選手、山田塁選手、と同じく KeyCrew 所属ながら通常機材で単独参加となった石塚亮太選手がスタートダッシュをかけます。本命の日欧 X-Alps アスリートのレジェンド2人や長島選手、期待の東軒選手や上田選手が後から追いかける展開。
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レース後に、扇澤選手に聞いたところこの「走る」展開には少驚いたようです。ただ、周りの選手達いわく「トマさんはスタートダッシュにも余裕で着いて行っていた」ようで、早速レースは登山道に入ります。
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登山道に入ってからは、圧巻のトマ・ココネア選手のパフォーマンス。中継点から聞こえる無線は全て圧倒的トップ。一時登山道で並走していた東軒選手曰く「全然、本気じゃなかった。追いつこうとするとペースをあげて突き放される。悔しい走り方をされた。」と。また、ハイクルート最後部の河内神社で写真撮影スタッフをしていたグランボレスタッフの林曰く「トマさんだけ唯一余裕の顔だった」とのこと。
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写真は誘導員がいる中継点、ハイクルートのおおよそ 1/3あたり。この時点で2位は、なんと KeyCrew 山田類選手。やるな、マラソンランナー!!ハイク担当のチーム戦で期待して送り出しただけあります。良い顔してる...
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そして 3位は期待の東軒選手。
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つづいて、日本のレジェンド、我らの扇澤選手。長島選手、Ozone Zeno をテイクオフに置き担ぎ無しでハイクする予定を、当日レギュレーションを聞いてからレースプランを立てて「Yeti」に変更し担ぎ上げに変更した、ダークホース・小林宙選手と続々と続きます。しかし、扇澤さんと長島さん年幾つなんだっけ...ホント黎明期からパラグライダーしていてまだ現役の人って皆すごすぎる。。。
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上田選手、最年長!佐藤「師匠」、KeyCrew 石川選手、筒井選手...
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最下位、20kg オーバーの通常装備担ぎ上げ、KeyCrew 渡辺選手。漢!良い顔してる。

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【テイクオフ到着とフライトの開始】
いよいよレースは折り返しの中盤。ハイクルートゴールの「テイクオフ」にトップ選手が到着する。
圧倒的 1位はやはりこの人、トマ・ココネア選手。

通常のハイカーが空身で 50分以上の時間をかけて登ってくるルートを、2017年の RedBull X-Alps を戦った軽量機材とはいえ、パラグライダー装備を担いで 20分強でハイク。笑顔でサインボードにサイン。パラグライダーのフライトに移ります。

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トマ・ココネア選手がグライダーのセットアップを終えようとするその時、二位の選手がテイクオフに到着。
キタッ!日のレジェンド、我らが扇澤選手!!

ハイクルート序盤 4位から感動の追い上げ!

しかし、感動に浸る間もなく扇澤選手がサインボードにサインをしているうちに、トマ・ココネア選手が先陣を切ってテイクオフし「桃園LD」TP へ向かいます。
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そして長島選手と小林宙選手が続々と「テイクオフ」に到着。

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長島選手がサインボードへのサインを終え、心拍の上がった荒い息で急いでグライダーザックを開けようとしたその頃、扇澤選手はグライダーのラインチェック。

ハイクでは長島選手の後にテイクオフに到着した小林宙選手だったが、テイクオフでのグライダーセットアップを長島選手の前にするという、レースを戦うクレバーさを見せてテイクオフで僅差の逆転します。朝にレギュレーションを聞いてからの判断で「Zeno 担ぎ上げ無し」から「Yeti 担ぎ上げ」へ機材変更をしてからの自己機材確保といい、小林宙選手のクレバーさが光った瞬間でした。そして、扇澤選手がテイクオフ。

同時に、KeyCrew 5位で山田累選手がハイクルートを終え「テイクオフ」に到着し、パイロット担当の大久保舞選手に「Yeti」をバトンタッチ。そして、小林宙選手、長島選手がセットアップを終えテイクオフ。

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その合間に東軒選手が「テイクオフ」に到達。東軒選手は、グライダーのセットアップを大久保選手より先に終え、1つ順位をあげてフライトで「桃園 LD」TPを目指してテイクオフ。

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大久保舞選手もこれに続きます。
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レースは、先行するトマ・ココネア選手含め、パラグライダーのフライトに移ります。(つづく)

((Hike&Fly 鉄人デモレース・レポート目次))
1.【Gin Gliders Yeti Day !!】Hike&Fly 鉄人デモレース・レポート
2.【トマ・ココネア、圧巻のハイク!!】Hike&Fly 鉄人デモレース・レポート
3.【Gin Gliders Yeti 躍動!】Hike&Fly 鉄人デモレース・レポート

【Gin Gliders Yeti デイ!!】Hike&Fly 鉄人デモレース・レポート

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アエロタクト扇澤さんが、X-Alps アスリートのレンジェンド「機関車トマ」ことトマ・ココネアさんを連れてグランボレへきてくれることが決まり、日欧の X-Alps アスリートのレジェンド来場で急遽開催することとなったグランボレでの Hike&Fly レース。

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スタッフ一同、運営者としてちょっと緊張しました。
こんな最高の機会と素材を与えてもらって...料理人なら鮮度極まりない食材を前に捌くこともですらできず腐らせても、まずい料理を出しても失格....

参加をされた選手の皆様、観戦に訪れていただいた皆様、如何だったでしょうか?
楽しんでいただけましたでしょうか?

皆様の声を聞く前に、運営をしつつ観戦をしていた我々の思いを最初に書いてしまいます。
すごい楽しかった。。。来年また是非、開催したいです。今度は、自分が出場したいななんて...

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この初めての試みに果敢にチャレンジしてくれた精鋭たる選手の皆様の姿を残したく、また、運営する側の思いも含めてこの楽しさを多くの人に伝えくて当日のレースレポートをまとめます。

【当日のコンディション】
グランボレ・クラブコンペ 2017 最終戦と併催されたこのレース。
前日までの天気予報は雨で、クラブコンぺのタスクレースは早々にキャンセルとなります。前線の影響により天気が読みづらいものの、雨は遅くともお昼にはあがり、テイクオフの霧が晴れれば午後からなんとか飛べるにではないかという予測。

レース当日の朝はこんな感じ。
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接地逆転層がきつそうなものの、雨は上がっており霧もそんなにキツくない。
霧がはれても、雲底は低く山頂ギリギリ。通常営業のスクールなら基礎練習はできそうな感触。そして、Hike&Fly レースなら短い距離なら成立させられそうでした。

【レース内容】
レース当日朝、出場選手を含めた大会ブリーフィングを終えて確定した競技内容は、下記の通り。ハイクのあと1つのパイロンを取得してランディングへ帰着するシンプルな内容。

1.「ランディング」から、所定のルートで「テイクオフ」までハイク
2. 離陸をしたら西北約 2km の「桃園 LD」パイロンを TP として取得しターン
3. 南東1.5km 先の「ランディング」に帰着する

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(D61: テイクオフ、A27:桃園 LD、A01:ランディング、A25-A20-A02L:公式緊急ランディング)

コンディションに応じて事前に検討しておいたレースパターンのうちの一つです。
雲底ベタベタなこのコンディションだと、パラグライダーでのフライトで「桃園 LD」TP まで到達できても、「ランディング」まで到達できなければ、緊急ランディングをしてその場から機材を担いで農道を走って「ランディング」まで帰着しなければならない、Hike&Fly+more。

そして、「桃園 LD」TP 取得条件については、グランボレ・クラブコンペの定番ルール「グライダークラスによるシリンダー半径のハンディキャップ(EN-A:600m, EN-B:400m, EN-C:300m, EN-D以上 200m)」を適用する。

本日の主役の一人日本のレジェンド扇澤選手からは「あぁ、はいはい大丈夫ですよ」と、いつも通り涼しく承諾いただき、もう一人の主役トマ・ココネア選手に内容を説明いただく。

「え?ってことは...」とレギュレーションを説明するとすぐに機材選択とレースプランを考え始める選手、しつこく「本当にやるの?」と何度も確認する選手、「Fly の後に走ることなんてキイテナイヨ(笑)」「ハンディキャップってなんだよ(笑)」等々、様々な反応と声をいただきましたがこれにて確定です。

【レース前の選手達の作戦立案】
今日のコンディション、ハイクルートの勾配と距離、「テイクオフ」から「桃園 LD」までの距離、ターンしてからの「ランディング」までの距離、そして、グライダークラスによるシリンダー半径のハンディキャップ等を考慮しながら、レースプランを練る選手たち。

狙うはもちろん、ハイク後に「テイクオフ」からフライトで「桃園LD」をパスして一筆書きでの「ランディング」への帰着。ただし、このコンディションなのでそれなりに飛ぶグライダーでも、「ランディング」まで戻るのはそれなりに難しい。

さらに、飛ばそうとグライダークラスをあげればハイク時の重さを伴うだけでなく、「シリンダー半径のハンディキャップ」も喰らう上に、万が一ランディングに届かなければ、緊急ランディング後のゴールのランディング帰着までのジョグにも重さが伴う。担ぎ上げ無しでの参加や、ハイカーとパイロット別でのチーム参加のパイロットも、ここだけは同条件。

選手に選択肢を与え、よりレースを面白くしてくれたのは、アエロタクト扇澤さんがレースのために試乗機として持ってきてくれた「Gin Gliders」の超軽量のグライダーとリバーシブルハーネス / バッグ「Yeti 4」「Yeti convertible」 でした。

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グライダーとリバーシブルハーネス合わせても5kg 以下。この条件でのレースにぴったりな機材に、もともと使う予定だった選手はもちろん、担ぎ上げ無し予定で通常機材を利用する予定だった選手も Aクラスのハンディキャップと緊急ランディング後にジョグをする可能性を想定し俄然興味を示し、急遽ハーネスのフィッティング大会が繰り広げられました。
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(Gin Gliders「Yeti」の利用を元から決めていた東軒選手と Skyman 「Cross Alps」とリバーシブルハーネスで参加した上田選手)

日本のレジェンド、扇澤選手は「Yeti 4」 とリバーシブルハーネスよりさらに軽量な山岳用の 「Yeti」ハーネスらしきもの。
欧のレジェンド、トマ・ココネア選手は「Advance Omega X-alps」と「1kg」と言っていた X-Alps 用の Advance ハーネスで参加。スタート前に、ハーネス下部の擦り切れをリペアテープで一所懸命補修していた姿が非常に印象的でした。

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そしてもう一人の注目は、フィールドジョイから急遽参加することになった長島信一選手。黎明期から日本のパラグライダー界を支えたプロの一人。パラグライダーの世界選手権やW杯の出場経験だけでなく、2011年にはサポーターで RedBull X-Alps に参加している X-Alps を知る男。レースのレギュレーションを聞いてから、レースプランを立て悩まれていたようでしたが、結局グライダーは「Little Cloud GYPS(22)」を選択。機体重量 3.5kg ながら、アスペクト比 7の EN-D クラス。軽量なリバーシブルハーネスや同じく軽量なヘルメットとあわせて総重量を抑えながら「飛ぶ」ことを選択し、「桃園」TP のシリンダー半径のハンディキャップを喰らっても、「ランディング」ゴールまでフライトで戻ってくる一筆書き狙いであることが明確にわかる選択でした。

スタッフが配置につくと、テイクオフ東側にはガスがかかっているものの飛行想定コースは目視できるため 11:30 からの競技開始を決め皆スタートを待ちます。(つづく)

((Hike&Fly 鉄人デモレース・レポート目次))
1.【Gin Gliders Yeti Day !!】Hike&Fly 鉄人デモレース・レポート
2.【トマ・ココネア、圧巻のハイク!!】Hike&Fly 鉄人デモレース・レポート
3.【Gin Gliders Yeti 躍動!】Hike&Fly 鉄人デモレース・レポート

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