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パラグライダースクール会員各位

平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

グランボレでは、パイロット証を取得されたお客様からの無線通信に関するご要望にお応えし、パイロット証取得者への無線通信の運用ポリシーを下記の通りといたします。

引き続きご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。

無線通信種別と通信ポリシー


1.リスク管理の無線
パイロット証を取得したお客様に対して、危険を回避を指示することを目的とて実施する誘導の無線を「リスク管理の無線」と定めます。この無線通信については、下記シチュエーションでの通信と定め、同シチュエーションにある全てのフライト中の全てのパイロットと講習生に対して通信を行います。
  • 同時ランディング
  • 異常飛行
  • 高度処理時のポジションの異常
  • ファイナルターン時の高度や位置の明らかな異常
  • 過度な操作
  • 気象の異常
  • お客様が、フライト中に無線通信を求めてきた場合
  • その他、明らかに予見できる危険がある場合
2.インストラクションの無線
パイロット証を取得したお客様に対して、技術向上を目的として行う誘導やアドバイスの無線を「インストラクションの無線」と定めます。この無線については、パイロット証取得後にも技術向上を目指すパイロットに対してのみ、双方の合意のもと通信を行います。本無線については、標準としてはインストラクターを起点とする通信しないことを前提とし、下記を対象にのみ実施いたします。
  • エキスパートコースに入校中のお客様が希望した場合
  • 技術向上を目指すパイロット証取得後のお客様が希望した場合
  • 以上のお客様が、テイクオフ前に「インストラクションの無線」を希望された場合のみインストラクターを起点とする無線通信を実施

補足


ランディング時の無線誘導を含めた「インストラクションの無線」につきましては、「リスク管理の無線」の対象とならない限り、テイクオフ前にご希望をいただいたパイロットの方のみへの通信となります。

「リスク管理の無線」と「インストラクションの無線」との境界は極めて判断が難しいこと、また、インストラクターの管理者としての職責柄、本運用は修正をくりかえすことが必須となることから、安定した運営には若干お時間を頂戴することになるかと存じます。

スクールスタッフ全員での確認作業を継続して行い、確実に新しいポリシーでの無線運用を履行していくつもりでおりますので、ご理解を賜りたくお願いいたします。

なお、パイロット証取得されているパイロットの皆様には、テイクオフ時にテイクオフディレクターから「インストラクションの無線をご希望しますか?」と確認させていただきますので、ご回答に協力のほどお願いいたします。

有限会社グランボレ
代表取締役社長 根岸道子
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